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モーニングの正しい着こなし方

Groom's wedding suit男性のフォーマルウェアの代表格ともいえるのがモーニング。グッドモーニングが語源となっており、その名の通り昼間に着用するもっとも正式な礼装です。格調高い結婚式や披露宴、記念式典、公式行事などにおいて、主役またはそれに準ずる人が着用します。

モーニングは、黒の上着にアイボリーやグレー、共生地のベスト、グレーの縦縞のスラックスを合わせるのが基本スタイル。今のようなスタイリングが定着したのは1800年代の終わりごろからといわれています。そしてモーニングコートの着こなしにおいてポイントになるのがベスト。ベスト次第でスタイリングの表情がガラッと変わります。慶事であればアイボリーやグレーのベストを合わせたり、モーニングと共地のベストに白襟をつけたりするのがスタンダードです。

ただ、着こなしというのは着る人の立場やシーンによって少しずつ異なってきます。例えば、昼間に行われる結婚式や披露宴で新郎新婦の父親がモーニングを着るのであれば、黒の上着にグレーのベストを合わせるといいでしょう。そこにシルバーグレーの朱子織りか縞柄のネクタイをつけるとしっくりきます。そしてドレスシャツも大事なポイント。モーニング用のウィングカラー(ヒダのないプレーンなタイプ)かレギュラーカラー、どちらを選んでも問題はないのですが、襟のタイプをそろえておくと新郎新婦両家のバランスがとれます。特に両家の親族でゲストのお出迎えやお見送りをするのであれば、そろえておく必要があるでしょう。

選ばなくてはいけないアイテムがたくさんあり、スタイリングを完成させるのが意外に大変なモーニング。迷ってしまうのであれば、まとめてレンタルしてしまうのもおすすめです。晴れの日かしいしょうが行なっているモーニングのレンタルは、必要なものがすべて揃ったフルセットなので安心。ベストはグレーかブラックの2色から選べます。スラックスのウエスト部分にはアジャスターもついており、自由にサイズ調整が可能。レンタルであっても違和感なくモーニングを着こなせます。なかなか着る機会のないモーニングですから、フルセットでおしゃれに着こなしましょう。